哲学の語源について
英語で哲学は「フィロソフィー」
古代ギリシア語では「ピロソピア」と言うそうですわ。
これを昔、西周が「希哲学」と日本語に翻訳したのが
始まりだそうですわ。
人間の意識の働きは知性、感情、意思に
なるそうですわ。
講演会のメインは知性の働かせ方でしたわ。
まずは、デカルトの分析的方法から入りましたわ。
理性はすべての人間が平等に持っていると主張
したそうですわ。
①明晰かつ判明②分析する③総合する
④見通して確かめるでしたわ。
これは、高校の先生がよく言われていたことですね。
しかし、機械論の問題点がありましたわ。
これを克服する上で登場したものがありましたわ。
それが、弁証法的方法で、初めて聞きましたわ。
弁証法は古代ギリシア語の「対話の技術」に
由来するそうですわ。
対話は対立した議論をかわす中で対立したものや
矛盾したものを統一してとらえ認識を
発展させるそうですわ。
ヘーゲルは弁証法を三側面からとらえたそうですわ。
①悟性の側面②否定的理性の側面③肯定的理性の側面
講演会の教授が現代人は特に視野が狭くなりがちだと
悲しい顔をしていましたわ。
それと、哲学は批判の精神がとても大事です。
これを一番お伝えしたいみたいなことを
おっしゃられてましたわ。
最後の言葉で教授がモットーとしているデカルトの
言葉「すべてを疑え」が一番心に響きましたわ。
他人の意見が聞けなくなったような現代において
哲学に触れることが大変大切だと思いますわ。
このコメントで哲学に興味を持たれること
願っていますわ。
私からの最後の言葉としてエンゲルスの唯物論を
紹介しお開きといたしますわ。
「われわれは、現実の世界ー自然と歴史(社会)ーを
先入見となっている観念論的幻想なしに近づくどの人
間にも現れるがままの姿で、把握しようと決心したの
である。空想的連関においてではなく、それ自身の連
関において把握された事実と一致しないような、どの
ような観念論的幻想にも容赦なく犠牲にしようと決心
したのである。そして唯物論とは、これ以上の意味を
まったくもっていない。」
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